活動報告

令和6年度リーダーシップ教育院・卓越教育院合同修了式を開催

東京科学大学は、2025年3月26日(水)に令和6年度リーダーシップ教育院・卓越教育院合同修了式を、大岡山キャンパスのTaki Plazaにて行いました。 合同修了式には、物質・情報卓越教育院(TAC-MI)の修了生14名、超スマート社会卓越教育院(WISE-SSS)の修了生5名、エネルギー・情報卓越教育院(ISE)の修了生15名、リーダーシップ教育院(ToTAL)の修了生4名の合計38名が出席し、修了生には、記念品のメダルが贈られました。

物質・情報卓越教育院の修了生と関根教育推進部長、北本物質理工学院長、山口物質・情報卓越教育院長、井村理事(総合戦略担当)、若林理事・副学長(教育担当)、関口執行役副学長(教育担当)

修了式では、はじめに、井村順一総括理事・副学長、若林理事・副学長(教育担当)が、修了生へ向けてお祝いの言葉を贈りました。続いて、各教育院の教育院長から修了生の紹介と祝辞がありました。

お祝いのメッセージを贈る井村理事(総合戦略担当)
修了生を紹介し祝辞を送る物質・情報卓越教育院の山口猛央教育院長

最後に各教育院の修了生代表者よりあいさつが述べられました。 物質・情報卓越教育院の修了生代表の巽 由奈さんは「正直に申し上げて、私は大学入学時、博士課程についてよく知らず、知ろうともしませんでした。しかし学部3年の頃、偶然TAC-MIのポスターが目に留まりました。情報と物質の両方を学べるところが魅力的でした。これは、私がTAC-MIを知り、博士課程に進む第一歩でした。私がTAC-MIプログラムに在籍している間、世界は大きく変わりました。ChatGPTをはじめとする生成AIは日常的に活用されるようになり、AlphaFold2の開発者が昨年ノーベル賞を受賞しました。物質科学と情報科学の双方が、生活に大きなインパクトをもたらすことを目の当たりにしてきました。私たち学生は、TAC-MIプログラムを通じて、物質と情報の知識を深め、それらを活用するプラクティススクールといった実践の場を得ることができました。TAC-MIでの全ての経験が、私たちが技術革新を生み出すための知識を学べるよう、導いてくださいました。しかしTAC-MIで得たものは知識だけではありません。かけがえのない繋がりを得ることができました。私たち修了生は、教授陣、友人との繋がりを得ることができました。これから私たちは、それぞれの新天地を拓き、学び続け、持続可能な社会の創出に向けて努力するでしょう。困難に直面し、それを克服しようとする時、このTAC-MIの繋がりが大きな助けとなるでしょう。最後に、TAC-MIプログラムは4月から新たにコースとして生まれ変わります。より多くの学生が、TAC-MIを通じて素晴らしい時間を過ごすことでしょう。教授、会員企業、友人、スタッフをはじめとする皆様に謝意を表し、そしてTAC-MIのさらなる発展を祈念し、挨拶とさせていただきます。」とあいさつを述べました。

物質・情報卓越教育院の修了代表者としてあいさつする巽 由奈さん
物質・情報卓越教育院の修了生と教育院の先生方

今後は、これまで物質・情報卓越教育院で学んだ「物質×情報」の高度な専門性に加え、課題解決力や国際性、リーダーシップ力を備えた博士人材として、それぞれの新天地での活躍が期待されます。

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