物質・情報卓越コース
カリキュラム

カリキュラム

① 物質・情報講義

物質科学を専門とする学生は、計算科学(ビッグデータ解析およびシミュレーション技術)について、産業界にあるデータから隠れた価値を引き出すための様々な数理をその背景から理解する。また、情報科学を専門とする学生は、物質の基礎物性・機能を理解し、物性シミュレーション、デバイスおよびプロセスモデリングを演習する。講義と演習は密接に対応しており、座学講義と十分に時間をかけた演習により、効果的に理解を深める。
※物質情報基礎、マテリアルズシミュレーション、マテリアルズインフォマティクスは物質理工学院開講の修士課程の科目。上記3科目は必修科目「物質・情報卓越プラクティススクール第一・第二」の履修要件のため、修士課程のうちに履修することを推奨する。

物質情報基礎
  • 修 士
  • XMC.A401
物質情報発展
  • 博士後期
  • MIS.A601
マテリアルズシミュレーション
  • 修 士
  • XMC.A402
マテリアルズシミュレーション発展
  • 博士後期
  • MIS.A602
マテリアルズインフォマティクス
  • 修 士
  • XMC.A404
マテリアルズインフォマティクス発展
  • 博士後期
  • MIS.A603

② プラクティススクール

世界初の物質および情報に特化したプラクティススクールを行う。一つの企業に教員および複数名の学生が6週間一緒に滞在し、企業に分散している多くの情報を集め、学生が身につけた物質科学と情報科学の知識・経験を駆使し、企業の抱える最新の重要課題をグループで解決する。企業での実施前に、学生はスクールで必要となる知識、技術などを修得した後に、スクールに参加する。

物質・情報卓越プラクティススクール第一・第二
  • 博士後期
  • MIS.B601~602
         

③ 社会サービス創出講義

物質科学と情報科学の融合による新たな産業や社会サービスの創出について、最新のトピックスを通して学び、科学的知見を社会サービスにつなげる俯瞰力を身につける。また、キャリア科目として研究開発実践論、国際競争力向上論など、企業における価値創造活動、知的財産マネジメントを理解する。

新産業創出最前線
  • 博士後期
  • MIS.C601

④ 中間発表会

物質・情報卓越コースに所属する博士課程の学生が、専門以外を含めた幅広い分野の研究者、および企業からのレビューアーに対して、自身の研究の背景、目的、進捗内容および展望について中間発表会にて発表し、討論を行う。

物質・情報先端実践第一~第四
  • 博士後期
  • MIS.C602~605

⑤ 企業メンター制度

企業の研究者・技術者との面談により自身の強み弱みを把握する。年に1~2回、中間発表会での発表の後に企業メンターとの面談を実施。発表や研究、キャリアパスなどについてアドバイスをいただく。

企業メンター制度
  • 博士後期
  • 制 度

⑥ プレゼンテーション演習

国内外の学会などにおける国際的な研究発表において、研究成果を英語により効果的に発表する技術を習得するとともに、ディスカッションを通じて国際的交流を諮る能力を涵養する。

物質・情報プレゼンテーション演習(基礎)第一・第二
  • 博士後期
  • MIS.B621~622
             
物質・情報プレゼンテーション演習(実践)第一~第二
  • 博士後期
  • MIS.B623~624
         

⑦ 海外インターンシップ・国内インターンシップ

海外研究機関や国内の研究機関等に滞在し、物質・情報の知識を生かした実習を行う。

海外オフキャンパスプロジェクト
  • 博士後期
  • MIS.B603~605
国内オフキャンパスプロジェクト
  • 博士後期
  • MIS.B606~608
         

⑧ 博士論文研究

物質と情報をリンクさせ、情報科学を駆使して複眼的・俯瞰的視点から発想することで、独創的な物質・情報研究を行う。指導教員が認めた研究課題を研究・討論し、まとめと発表を行う。この過程において、先行研究の調査・分析、データ取得、解析・評価手法、理解力、創造力、課題設定力、課題解決力、語学力、論文作成法、討議手法、発表手法などの研究・開発者としての基本的な能力の修得を図る。

物質・情報講究
  • 博士後期
  • MIS.Z691~696